私は現在は主に区分所有マンションにおける管理組合支援の専門家として活動しています。
しかし、マンションに興味を持ち始めたのは約14年前の会社員時代に始めた区分所有マンション投資がきっかけでした。
本記事では非常に大切ではありますが、少し難しいマンション管理については一旦考えずに、過去の自分を振り返り、会社員が将来自分がやりたいことへ踏み出すための準備のために推奨するマンション投資についてお伝えしようと思います。
マンションなどを所有して、その部屋を貸して家賃収入を得ている会社員のことを「サラリーマン大家」とも呼ばれています。
あなたの会社の同僚や友人にもそのようなサラリーマン大家はいないでしょうか?
そのような人は自分の周囲にはいないと言う人でも、案外あなたの会社で隣の席に座っている人が実はサラリーマン大家だったなどという事はよくある話です。
会社員でありながら大家となり、会社員としての給与の他に不動産収入という副収入も得る。
会社員の誰もが憧れることではありますが、不動産投資なんて裕福な人達だけができる投資で、自分には全く縁がないと思っていないでしょうか。
本記事を読むことで、普通の会社員が身の丈に合ったこつこつとする不動産投資方法を学び、今の会社員としての仕事もより意味があり価値のある仕事だとモチベーションを上げて取り組むことができるサラリーマン大家となることができます。
そして、将来的にはやりたいことへ一歩踏み出すための勇気を持つことができるでしょう。
目次
サラリーマン大家への道は「身の丈に合ったマンション投資」で!
不動産投資は会社員にとっては有利な投資だと思っています。
その理由は、株式投資などの投資と違い、日々の値動きに惑わされないこと。そして、会社員は金融機関からの信頼を得られやすく、ローンを組むことができるという特権があるからです。
しかし、不動産投資と言っても新築および中古マンションへの投資から一棟アパート、一軒家への不動産投資など様々な種類があり、会社員なら何をやっても良いという訳ではありません。
会社員の人達の中で事務所の固定電話や会社所有の携帯電話にまで不動産投資の勧誘電話がかかってきた経験のある人は多いのではないでしょうか。
そのような電話先の不動産会社の営業マンは不動産投資についての知識もほとんど無く、ただマンションを売るだけが目的の手段を選ばない悪質な不動産会社である可能性が高いです。くれぐれも気をつけて下さい。
では、会社員はどのような不動産投資をすれば良いのでしょうか?
それはズバリ!身の丈に合ったこつこつと行っていくマンション投資です。
更に明確に言うと、東京都23区内の中古区分所有マンションを購入して行う不動産投資です。
新築マンションや、一棟アパートなどは、いきなり多額の費用、多額のローンを組むこととなり、上手く行かなかった場合に取り返しがつかなくなってしまう可能性が高くなるためお勧めできません。
逆に地方の物件では価格は安くなりますが、不動産投資で一番のリスクとなる部屋の借り手が見つからないという空室リスクが高まるのでそちらもお勧めできません。
不動産投資としては、安定した不動産収入(家賃収入)が得られ、資産価値も高い「東京都23区内の中古区分所有マンション」を購入して始めることをお勧めします。
実際に私も東京都23区内の複数の中古区分所有マンション投資を実践してきており、安定した不動産収入を得られることは実証済みです。
そして、不動産投資は短期で収益をあげることを考えるのではなく、10年以上の中長期で少しずつ収益をあげていくことを前提とし、身の丈に合ったこつこつと行うマンション投資を推奨します。
身の丈こつこつマンション投資は若い人ほど時間とお金が味方になる
身の丈こつこつマンション投資を実践してしばらく経過すると、時間とお金が自分の味方になってきていると実感できるようになります。
不動産投資を行う前にはリスクばかりが気になり様々な恐怖心が芽生えてきます。
しかし、現実には身の丈こつこつマンション投資を実践すると、不動産投資をしているという実感もないまま日常生活を送ることになります。
そして、いつの間にか月々の不動産収入(家賃)が入ってくる口座の預金額が増え、ローン残高も減っていくという何もしないでも資産が増えている現象、すなわち「時間とお金が味方になっている」ということが実感できるようになります。
また、「時間とお金が味方になる」のは、若い人ほどその効果も大きくなります。
理由は単純で若い人は歳を取った人よりも沢山の時間を使え、ローンを賢く利用することでレバレッジを利かせて資産をこつこつと増やしていくことができるからです。
私は会社員の一番の特権は、給与でも賞与でも福利厚生でもなく、金融機関よりお金を借りやすいこと。
すなわちローンを組めるということだと思っています。
会社員の中には「ローンなんて借金だから絶対に組みたくない!」という人もいますが、よく考えてみて下さい。
他人から何百万円、何千万円ものお金を貸してもらえるということは、その人にそれだけ信頼があるという証拠です。
あなたは他人に何百万円、いや、数万円でも貸して欲しいと言われたら躊躇せずに貸せるでしょうか?恐らく躊躇する人がほとんどのはずです。
会社員はそれだけ金融機関から見ると信頼されており、会社員の特権とも言えるでしょう。
但し、過度なローンを組むことは禁物です。あくまでも身の丈に合ったローンを組むことが大切です。
銀行預金だけではなく、投資を実践することも必要
不動産投資にせよ、株式投資にせよ、それ自体が目的になっている人は少ないと思います。
では、日本国内で不動産投資、株式投資、投資信託などをはじめ、NISAやiDeCoなどの税金が優遇された投資まで数多くの投資が存在し、それらの投資をやってみようと考えるその目的は何なのでしょうか?
人により目的も異なりますが、国の年金は当てにならないなど会社員を退職してからの生活の不安をカバーする目的として投資を実践していく人も多いはずです。
当の私も不動産投資を始めるきっかけは年金だけでは老後の生活はできて行けないだろうと思ってのことでした。
私は老後の備えとして、積極的に投資を実践することは良いことだと思っています。
国の年金に頼って長生きしていくということはこれからの時代は非常に難しいでしょう。
現在は「長生きリスク」という言葉もあるぐらいで、自分の身は自分で守っていくことが必要です。
そして、銀行預金などをしているだけでも安全、安心ではありません。
最近では若干金利も上昇きているとはいえ、金融機関の利子はまだまだ雀の涙ほどしかつきません。
また、多くの大手金融機関のATMなどの手数料が値上げされたり、無料でATMから引出し可能なのは月に1回までなどと有料化への動きが確実に加速しています。
銀行預金だけしているだけではほとんどお金は増えない、または目減りしていく可能性があるということを認識し、自分の身は自分で守っていくためにある程度の銀行預金も必要ですが、投資も実践していくことが将来生活のリスク分散としては有効なことです。
サラリーマン大家となって将来は自分のやりたいことへ挑戦する
私は会社員であった35歳の時にマンション投資を始めました。
きっかけは前章でも記述しましたが、老後の不安となる生活費を少しでもカバーするためにと思ったのがきっかけでした。
そのような目的で実際にマンション投資を始めた人も多いですし、非常に有益なことだと思います。
また、20代から30代ぐらいの会社員にとっての身の丈こつこつマンション投資は将来の不安への備えとしての目的だけではなく、将来は自分のやりたいことへ挑戦することを目的とするためにも実践して欲しいと思います。
実は私も会社員の頃に始めたマンション投資の時にはいつかは起業したい。独立したいという目標を抱いていました。
しかし、当時勤務していた会社はそれなりに優良な会社で給与も年々上がっていきました。
人はそうなると、どうしても楽な方、安全だと思う方に流されていってしまいます。
そのため起業、独立をしたいという想いはずっと抱きながらも実践できずにいました。
会社を退職して独立へ一歩踏み出せていったのは、私が45歳の時でした。
人は健康だと日頃感じませんが、人生はいつどうなるかわからないと強く感じた出来事がありました。
人生は一度きり。悔いの残らないように自分のやりたいことに挑戦していくべきです。
そして、それまで身の丈に合ったこつこつとしたマンション投資を実践してきた結果、10万円程度の不動産収益でしたが、それが毎月入ってくるようになっており、そのことが安心感とつながり私の背中を押して独立に一歩踏み出させてくれた大きな一因ともなりました。
20代から30代の会社員の人達で「将来は自分のやりたいことに挑戦したい!」と思っている人こそ身の丈こつこつマンション投資を実践してサラリーマン大家となってください。
そうすることで今の会社での仕事も、より意味がありモチベーションをあげて取り組むことができるはずです。
まとめ
本記事のおさらいをします。
サラリーマン大家への道は「身の丈に合ったこつこつとする東京都23区内の中古区分所有マンション投資」で始めて、時間とお金を味方につけてください。
そうすることで今の会社員としての仕事もこれまで以上に意味のあるものと捉えられてモチベーション高く取り組むことができるはずです。
そして、将来には自分のやりたいことへ向かって一歩踏み出して行きましょう。
本記事も読んでいただき、どうもありがとうございました。